2017年7月、添乗で兵庫県の篠山市と、京都へ行ってきました。
【1日目】 篠山市「集落丸山」を視察
兵庫県篠山市の丸山という限界集落に、築150年以上経つ日本家屋がいくつかあります。そのいくつかがリフォームされ、古民家の宿として利用されています。宿泊は、一軒丸ごと貸してもらえます。
ここでは地元住人の皆さんが働いていらっしゃるのだそうです。
土間のある台所が現代風にリフォームされています。
宿泊者には、朝からここでごはんを炊いてくれるんだそうです。
集落丸山から少し移動して、篠山城跡近くにて研修と、城下町散策。
日本史はあまり詳しくないのですが、丹波篠山は歴史上、重要な土地だったみたいですね。
散策後は京都へ移動。
夕食は先斗町の料亭にて京懐石をいただきました。
京都は「祇園祭り」の時期で、四条通りにはちょうちん飾りが。
【2日目】
ホテルから貸し切りバスにてまずは「伏見稲荷大社」へ。
伏見稲荷大社は、全国の「稲荷」の総本山。赤い鳥居が連なる「千本鳥居」はとてもフォトジェニックで、外国人に人気のある観光地ナンバー1だそうです。
吉兆の種類が17種類あるという本殿のおみくじ、願い事をしながら持ち上げてみて思ったよりも重ければ願いが叶うと言われる「おもかる石」、きつねの顔が書いてある絵馬などが有名です。
伏見稲荷の次は川床と神社で有名な「貴船」へ。
貴船の川床にて昼食。「べにや」さんという料亭にお世話になりました。
今回お客様が一番喜ばれた場所でした。
鴨川沿いの納涼床と違い、すぐ足元に川が流れています。よくCMなどに出てきますね。
雰囲気がとてもいいです。
昼食のあと、徒歩にて「貴船神社」へ。
「水占いみくじ」が有名です。ひいたら水に浮かべると、文字が浮き出てきます。
面白い。ちなみに、乾いたらまた字は消えました。
夜は湯葉専門店にて夕食でした。
【3日目】 京都にてフリータイム
ホテルでお客様をお見送りしたあと、
◎京都タワー
◎東本願寺
◎京都御所と京都迎賓館
の3つを観光することに。
意外にも全部初めて訪れる場所でした。
京都タワーは、京都駅のすぐそばにあり、一番上が丸い形をした展望台になっていて、京の街が全方面、遠くまで見渡せます。地理をつかむのにおすすめです。
これは北方面。東本願寺が見えます。
東本願寺は、修復工事中も終わっていたので入ってみたら、本堂のスケールに圧倒されました。ちょうど読経があっていたので、拝聴。何百年もこういう風景が続いてきたんだろうな~と、京都の歴史の深さを感じた瞬間でした。
京都御所。
フリータイムに行かれたお客様も多かったようですが、皆さん「広すぎて迷った」とおっしゃってました。私も迷いました。
でも迷ったおかげで御所の中にある「京都迎賓館」の前を通りかかり、よく分からないまま入ってみました。
結果的に、今回一番感動することに。
京都迎賓館。
10名ほどのグループ毎にガイドさんと警察の方が1人ずつ付いて、見学ツアーをされていました。
本来なら予約がないと入れないほど人気があるようですが、空きがあったためほとんど待たずに入ることができました。
日本を訪れた海外の来賓をもてなすために作られた場所で、東京の赤坂離宮のような接待の場なのだそうです。
海外のVIPをもてなす場所、よって、建物や装飾品のひとつひとつに、日本の超一流の技法が使われていて、その細やかな作業にはため息がでるほどでした。
海外からのお客様をお迎えするにあたり、日本の建築基準を少し変更して、天井の高さなど海外の方の体型を考慮した造りになっているそうです。
御所
ちなみにこの日の気温、32℃。熊本と同じで盆地の京都、自分の中では今年一番暑さを感じた日でした…。
京都の奥深さをしみじみと感じながら、皆さんと合流し、空港へ。
2泊3日の研修旅行は無事終了しました。
皆さんありがとうございました。お疲れ様でした!
nozomi